元
小児脳卒中では、注意、機能的コミュニケーション、運動などの領域で長期的な障害が生じることがある。
そこで、小児脳卒中患者集団における小児の社会的スキルと引きこもり行動について親からの報告を利用してくわしくしらべてみたそうな。
次のようになった。
・「シック・キッズ病院におけるカナダ小児脳卒中登録簿」を用いて、312人の脳梗塞患児のデータを分析した。
・脳梗塞患児は、親が報告した社会的スキルの問題(観察値=20.51%、期待値=14.00%)が高く、
・社会的引きこもり(観察値=11.21%、期待値=2.00%)に関しても、一般集団と比較して顕著な増加が見られた
・注意力の問題は社会的スキルの低下に有意に寄与し、注意力の問題と神経学的障害は引きこもり行動の増加に寄与した。
・運動機能障害の有無は、運動機能障害の診断を受けていない者と比較して、より高い社会的引きこもりと有意に関連していた。
小児脳卒中の子供たちは、社会的スキルに問題を持ち、引きこもる傾向が一般の子供たちよりもあきらかに高いことが分かった。特に、注意力の問題が社会的スキルの減少と社会的撤退に大きく影響していた、
というおはなし。
感想:
じぶんも脳卒中以来ひきこもってるから、きもちはわかる。