元
国際くも膜下出血動脈瘤試験(International Subarachnoid Aneurysm Trial:ISAT)の最初の機能的転帰の所見では、動脈瘤性くも膜下出血後1年のコイリングがクリッピングよりも良好であると支持されたが、
長期的な再破裂データが限られていることに懸念が生じた。
そこで、治療方法の観点から修復後動脈瘤の再破裂に関する個々の患者データを分析した初めてのメタアナリシスをこころみたそうな。
次のことがわかった。
・2つの研究(CARATおよびISAT)から合計3153例の患者が組み入れられた。
・クリッピング群には1755例が含まれ、コイリング群には1398例が含まれた。
・動脈瘤修復後の追跡期間中央値は6.1年であった。
・再破裂は、コイリング患者は1年目10件と2-6年目にかけて11件、クリッピング患者では1年目に7件と追加で7年目に1件のみがあった。
・再破裂率はクリッピング群で0.5%、コイリング群で1.5%であった。
・3153例のKaplan-Meierチャート解析では、コイリング群で再破裂までの期間があきらかに短かった。
・再破裂に関するコイリングとクリッピングのハザード比は3.62であった。
くも膜下出血での修復動脈瘤の再破裂は最初の1年を超えるとまれであった。
3153例を長期追跡した動脈瘤の再破裂はコイリング後にあきらかに多く、再破裂率はクリッピングの3.6倍だった、
というおはなし。
感想:
クリップとコイルが優劣を競っているように見えるが、問題のすり替えにすぎない。
ほんとうの問題は、クリップやコイルによる動脈瘤治療で再破裂率や死亡率が低下することを示すまともな証拠がこの世に存在していない点にある。
根拠を欠く、先人の思い込みに基づいた治療のため事故が絶えず、
こんなひどい医療がまかり通っていることがいままで不思議でならなかったが、この数年間の出来事↓をみて「さもありなん」と思うようになった。
「日本の99.9%以上の医師は、新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも黙認した。これは後世に語り継がれるべき事実である。
当時の医師は、地域の人々から厚い信頼を寄せられ、また彼らの中には家庭で立派な親である者もいた。」edited by
GPT-4
予想外の人口減少が拡大中。2019年までの自然減傾向から予測される外挿値とくらべて、現在すでに100万人以上が余計に亡くなっている。