元
現在のところ、オリーブ油摂取と脳卒中など心血管疾患(CVD)、がんの罹患率および死亡率、全死亡率との間に報告されている関連性は一貫していない。
そこで、オリーブ油摂取とCVD、冠動脈性心疾患(CHD)、脳卒中、がんの罹患率および死亡率、全死亡率との関係をメタアナリシスでくわしくしらべてみたそうな。
次のことがわかった。
・全体として、2710351人の参加者を対象とした30の論文が同定された。
・オリーブ油の摂取量が多いほど、CVD発症リスク、CHD発症リスク、CVD死亡リスク、全死亡リスクが低下した。
・オリーブ油の摂取量が1日10g増加すると、CVD発症リスクは7%、脳卒中発症リスクは5%、CVD死亡リスクは8%、全死亡リスクは8%、それぞれ減少した。
・オリーブ油摂取量とがん発症率および死亡率との関連は認められなかった。
・オリーブ油摂取量とCVDおよび全死因死亡率との間には非線形関係が認められ、それぞれ1日に0~18 g および0~22 gの摂取量でリスクが低下した。
1日に大さじ1杯ほどのオリーブ油をおおく摂取することは、脳卒中など心血管疾患リスクおよび全死因死亡リスク低下とあきらかに関連していた。がんとの関連はみとめられなかった、
というおはなし。
感想:
オリーブ油すき。