元
観察研究では、穀類の摂取が脳卒中など心血管疾患(CVD)のリスク低下と関連することが示唆されている。
しかし、その因果関係は明らかではない。
そこで、主な穀物摂取源であるシリアルおよびその種類別のCVDリスクとの因果関係をくわしくしらべてみたそうな。
UKバイオバンクのデータを用いて、メンデルランダム化(MR)解析を行い、穀類摂取量および穀類の種類と種類別CVDリスクとの関連を解析した。
シリアルの種類として、ブランシリアル、ビスケットシリアル、オートシリアル、ミューズリー、コーンフレーク、を対象とした。
次のようになった。
・遺伝的に予測されるシリアル摂取は大血管脳卒中(LAS)のリスク低下と関連し(オッズ比OR:0.421)、
・とくにミューズリーを主要穀物源とすると、冠動脈性心疾患(CHD)(OR:0.100)、心筋梗塞(MI)(OR:0.101)、心不全(OR:0.210)、 脳梗塞(IS)(OR:0.130)、 LAS(OR:0.017)、および 小血管脳卒中(OR:0.021)のリスク低下と関連した。
・遺伝的に予測されるビスケットシリアルの主要穀類としての摂取は、CHDのリスクが増加した(OR:6.557)、
・また、コーンフレークなどを主要穀物源とすると、CHD(OR:3.803)、MI(OR:4. 240)、脳卒中(OR:3.154)、IS(OR:3.736)、のリスクが増加した。
主要穀類摂取源としてのミューズリーが脳卒中など心血管疾患に対して「因果的」に有益な影響を及ぼすことがわかった、
というおはなし。
感想:
コーンフレークがやばいとは、、、
この論文で紹介されたシリアルの種類についてAIの解説。
ブランシリアル(例:All Bran, Branflakes):
ブランシリアルは、小麦の外皮部分(ブラン)を主成分としています。高い食物繊維を含み、消化器系の健康に良いとされています。All BranやBranflakesのような製品は、特に食物繊維が豊富で、便通改善に役立つとされています。
ビスケットタイプのシリアルは、圧縮されてビスケット形状にされた穀物製品です。Weetabixのような製品は、小麦を主成分とし、ビタミンや鉄分が強化されている場合が多いです。柔らかくなりやすいため、牛乳やヨーグルトと一緒に食べるのが一般的です。
オートシリアル(例:Ready Brek, ポリッジ):
オートシリアルは、オート麦をベースにした製品で、特にポリッジやReady Brekのような温かい朝食として人気があります。心臓の健康に良いとされるβ-グルカンを含むなど、栄養価が高いのが特徴です。
ミューズリーは、生の穀物、ナッツ、種、ドライフルーツを混ぜ合わせた冷たい朝食シリアルです。砂糖が少ないものや、全粒穀物を使用した健康志向の製品が多く、牛乳やヨーグルトと合わせて食べます。
その他(例:Cornflakes, Frosties):
コーンフレークやFrostiesのような製品は、トウモロコシを主原料としたシリアルで、一般的には朝食時に冷たい牛乳とともに食べられます。これらは加工されており、甘みを加えたり、ビタミンや鉄分で強化されている場合が多いです。