元
脳卒中後の睡眠時間異常は死亡リスクを高める可能性がある。
そこで、睡眠時間が脳卒中生存者の死亡率上昇に関連するか否かをくわしくしらべてみたそうな。
全国規模のREGARDS(REasons for Geographic And Racial Differences in Stroke)研究をデータソースとした。
睡眠時間は、、脳卒中生存者のうち2013年から2016年にかけて、その後の死亡または2022年12月31日に打ち切られるまでフォローし確認された。
睡眠時間は、起床時刻と就寝時刻の差から、さらに眠らずにベッドで過ごした時間を差し引いた時間として推定した。
次のようになった。
・脳卒中生存者計468人がこの解析に組み入れられた。
・平均年齢は76.3歳、女性が52.6%、非ヒスパニック系白人が56.0%であった。
・短時間睡眠(6時間以下)、十分な睡眠(7.0〜8.9時間)、長時間睡眠(9時間以上)の割合は、それぞれ30.3%、44.7%、25%であった。
・平均フォロー期間5.0年の間に190人(40.6%)が死亡した。
・睡眠時間が十分な脳卒中生存者(7.0~8.9時間)に比べ、睡眠時間が長い(9時間以上)脳卒中生存者は全死亡リスクが46%高かった。
・しかし、短時間睡眠(6時間以下)は全死亡リスクの増加とは有意に関連していなかった。
脳卒中生存者を対象とした研究では、1日9時間以上の睡眠は全死亡リスクの上昇とあきらかに関連していた。過度の睡眠時間が脳卒中生存者の生命予後不良の警告サインである可能性がある、
というおはなし。
感想:
具合がわるいひとほどいつまでも寝ているってことだと思うよ。