元
1973年から2002年までの集団ベースの研究を対象とした以前のシステマチックレビューでは、くも膜下出血の致死率は減少していた。
それ以来、治療は明らかに進歩している。
そこで、致死率がさらに減少したかどうか、また機能的転帰が改善したかどうかをくわしくしらべてみたそうな。
前回のシステマティックレビューと同じ基準でPubMedとWeb of Scienceを検索し、新しい集団ベースの研究を探した。
致死率と機能的転帰の経時的変化を評価した。
次のようになった。
・827人の患者を対象とした24の新しい研究を組み入れ、1973年から2017年の62の研究に含まれる9542人の患者を解析した。
・1ヵ月の転帰がない研究や外れ値を除外した感度分析では、年齢・性別調整後の致死率減少率は年間0.1%であった。
・致死率の平均は、1970年代の47%から1990年代には35%に減少したが、2000年代は34% および2010年代は38%で安定していた。
・15件の研究において、自立して生活している患者の割合の平均は年間0.2%ずつ増加し、12ヵ月後の転帰を報告した6件の研究では平均45%であった。
1973年から2017年まで、自然発症のくも膜下出血の症例致死率は全体で13.5%減少したがこれは前世紀のことであり、過去20年間はまったく減少していない。また、機能的転帰の時間的傾向に関するデータは結論が出ていない、
というおはなし。
感想:
過去20年の症例致死率が変わらないことから、近年の血管内治療やマイクロサージャリーでの数々の工夫による「いわゆる医療の進歩」はまったく功を奏していないことがわかる。
それもそのはずで、くも膜下出血は脳の太い動脈からの高圧の出血であるため、助かるか否かは病院到着のずっと前に決している。
助からないひとは突然死または瞳孔ひらいて手遅れだし、助かるひとは自然に止血している、入院まえに。
つまりくも膜下出血患者へほどこす手術は「やってる感」をだすための演出にすぎない。
その証拠に、自然に出血がとまったくも膜下出血患者に起きうるとされる再出血を予防するためのコイリングやクリッピングなどの手術には、その効果(手術をしないよりもしたほうが再出血や死亡率が低い)を証明できるランダム化比較試験がいまだ世に存在しない。
そして根拠のない手術のおかげで少なからぬ人々が命を失っている。
「日本の99.9%以上の医師は、新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも黙認した。これは後世に語り継がれるべき事実である。
当時の医師は、地域の人々から厚い信頼を寄せられ、また彼らの中には家庭で立派な親である者もいた。」edited by
GPT-4
予想外の人口減少が拡大中。2019年までの自然減傾向から予測される外挿値とくらべて、現在すでに100万人以上が余計に亡くなっている。