元2024年 2月 中国
・解析には1,029,742人の参加者を含む21の研究が含まれた。・麻痺側の大腿骨頸部のBMDのフォロー時と初回測定時の平均差は-0.07g/cm2であり、非麻痺側の大腿骨頸部では-0.03g/cm2であった。・フォロー期間が6ヵ月を超えると、より顕著なBMDの低下がみられた。・脳卒中後の腰椎BMDに有意な変化は認められず、非麻痺側の橈骨遠位端、上腕骨近位端、脛骨、転子、全股関節にも有意な変化は観察されなかった。・脳卒中は骨粗鬆症や骨粗鬆症性骨折のリスク増加と関連する可能性はあるが有意ではなかった。
脳卒中生存者は、麻痺側の特に大腿骨頸部において著しい骨密度の低下をきたす。しかし、腰椎の骨密度は有意な低下を示さない。骨粗鬆症や骨折のリスクとの関連についてはさらなる調査が必要である、