元
脳卒中後の疼痛は依然として過小診断されており、管理も不十分である。
介入を開始する最適な時期を知るために、脳卒中後疼痛に関連する有病率、経過、患者の特徴についてくわしくしらべてみたそうな。
脳卒中の国際的データ・アーカイブである VISTA(Virtual International Stroke Trials Archives)を用いた。
疼痛評価は、European Quality of Life Scale(European Quality of Life 5 Dimensions 3 Level)の疼痛領域で標準化され、疼痛なし、中等度、激痛の3段階で評価された。
次のことがわかった。
・VISTAの10の研究(n=10,002の個人参加者データ)が疼痛の評価を含んでいた。
・年齢中央値は70.0歳、ベースラインの脳卒中重症度はNational Institutes of Health Stroke Scaleスコア10であった。
・激痛(extreme pain)の報告は3%~9.5%で、脳卒中後2年以降で最も高かった。
・自立度の低下は、中等度または激痛の存在および痛みの重症度の増加と有意に関連していた。
・不安/抑うつおよび活力の低下は、それぞれ疼痛の重症度と関連していた。
脳卒中経験者の3%~9.5%が脳卒中後の極度の痛みを報告した。疼痛の有無と重症度は、各時点での自立度とあきらかに関連していた、
というおはなし。
感想:
脳卒中後の「激痛」は時間が解決してれる問題ではなさそうってこと。
マジでヤバイくらい自殺したくなるほど痛いらしい。