元2023 9月 アルメニア
幹細胞治療は脳卒中治療のあらたなアプローチであり、動物による前臨床試験やヒト臨床試験のおおくの結果が得られている。
しかし、この治療法が安全で脳卒中後の回復にどの程度貢献できるのかという根本的な疑問が残っているので、これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。
データベースから、他の治療法との併用なしに脳卒中患者に幹細胞治療が行われた最新のエビデンスを厳選した。
幹細胞投与後、3ヵ月目、6ヵ月目、12ヵ月目の効果を評価した。
また、幹細胞源の特徴や副作用についても検討した。
次のようになった。
・30件の論文が対象になった。・おおむね安全ではあるが、臨床試験の不均一性と体系的アプローチの欠如により、有効性は大きく変動した。・幹細胞の種類や投与期間と、臨床転帰とのあいだにあきらかな関連は認められなかった。
動物実験とヒト臨床試験の間の結果の大きな食い違いを理解し、試験特性と転帰をしっかりと管理した上で、安全性と有効性を確認するための規模のおおきい臨床試験を行うべきである、
というおはなし。
感想：
ほとんどが小規模かつ動物実験の知見だけにもとずいた試験であり、比較対照や盲検でないものばかりだった、とある。
おととい始まったあたらしいコロワク注射もマウス実験だけで承認されているようだから心配いらないんだろうけど、
いちおう
医師国家試験にラクラク通ると評判の人工知能AIにたずねてみた。
私『一部のクリニックでは脳卒中を幹細胞治療できると謳い数百万円におよぶ自由診療プログラムを提供しています。これはいったいなんですか？』
AI『一部のクリニックが脳卒中の幹細胞治療を数百万円で提供しているという状況は、いくつかの要因に起因する可能性があります。希望とリスク幹細胞治療は非常に注目されており、一部の研究では有望な結果が報告されています。これが、クリニックが高額な自由診療プログラムを提供する動機となっている可能性があります。しかし、上記のような研究の結論として、幹細胞治療が脳卒中に対して一般的に効果的であるとは言えない状況です。そのため、高額な治療費を支払っても効果が得られない可能性が高いです。倫理的・法的問題未確認の治療法を高額で提供することは、患者に対して誤解を与える可能性があり、倫理的にも法的にも問題がある場合があります。情報の不均衡一般の人々が医学的な知識に精通していない場合、専門的な治療法に対する理解が不足していることが多く、クリニックの主張に疑問を持たない可能性があります。注意喚起このような状況では、患者自身がしっかりとした情報を得ること、そして信頼性のある医療機関での診断と相談が非常に重要です。総じて、高額な自由診療プログラムが提供されている場合でも、その効果や安全性が確立されていない治療法には注意が必要です。特に、科学的な根拠に乏しい治療法を提供するクリニックには慎重な評価と対応が求められます。』
