元
アジア諸国では大豆とその製品が広く消費されている。
大豆食品は、血管の健康を改善し、骨密度を維持し、腎機能を改善し、更年期症状を軽減すると考えられている。
しかしその摂取頻度と脳卒中など心血管疾患との関連はあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
中国東北部農村心臓血管健康研究(Northeast China Rural Cardiovascular Health Study)には、2012年から2013年にかけて2477人の高齢者が参加し、2017年までフォローされた。
大豆の摂取頻度により、ほとんど摂らない低頻度群、2~3回/週の中頻度群、4回/週以上の高頻度群に分類された。
次のことがわかった。
低頻度群は38.3%、中頻度群は49.7%、高頻度群は11.9%であった。
・高頻度の大豆摂取(週4回以上)は、脳卒中のリスクを顕著に低下させ、低頻度群の0.483倍のリスクだった。
・中頻度の大豆摂取(週2-3回)も脳卒中のリスクを低下させ、低頻度群の0.672倍だった。
・高頻度および中頻度の大豆摂取は、高齢の男性と女性それぞれで脳卒中に関連しており、
・高頻度摂取の男性の脳卒中リスクは0.467倍、中頻度摂取の女性の脳卒中リスクは0.458倍だった。
・また、高頻度の大豆摂取では高齢女性において心血管イベントのリスクも低下した。
週4回以上の大豆摂取は脳卒中リスク低下と関連があり、その効果には性別による違いが見られた、
というおはなし。
感想:
女性はすこし食べれば効果がでる。
大豆たべてると、全体の死亡率も低いと書いてある。