元
脳卒中患者の下肢運動機能の障害は、リハビリテーション医学にとって重要な課題である。
運動イメージ訓練では、実際に下肢を動かすことなく運動機能を改善できるとされている。
しかしこの治療法には明確なガイドラインがなく、効果にばらつきがあり有効性に疑問も呈されているので、
これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。
8つのデータベースから2022年11月までの関係する研究を厳選した。
PRISMA(Preferred Reporting Items for Systematic Reviews and Meta-Analyses)ガイドラインに従い、2名の研究者がCochrane Systematic Reviewマニュアルを用いて、文献の質を独立にチェックし、データを抽出した。
次のようになった。
・メタアナリシスの結果、フーグル-マイヤー下肢評価(FMA-LE)、バーグバランススケール、機能的歩行カテゴリー、修正バーセル指数、が対照群とくらべて運動イメージ群で有意に改善していた。
現在のエビデンスから、運動イメージ訓練は脳卒中患者の下肢運動機能と日常生活動作を効果的に改善しうることが示されている。対象となった研究の数と質には限界があるため、より質の高い研究によって検証される必要がある、
というおはなし。
感想:
ようするに脳のDIYであり結果は完全に自己責任。
他人や運命のせいにしない独立心の高いひと向け。
AI『運動イメージ訓練を「脳のDIY(Do It Yourself)」と考える理由はいくつかあります。
自主性とコントロール: DIYプロジェクトでは、全てを自分でコントロールします。運動イメージ訓練も、患者自身が積極的に脳をコントロールし、運動を想像することでリハビリを行います。
誰でもアクセス可能: DIYは誰でも始められる、手軽な手法です。運動イメージ訓練も同様で、特別な設備や高額な治療費は不要です。基本的には患者自身の「意志」が必要な全てです。
個別性: DIYプロジェクトは個々のニーズとスキルに合わせてカスタマイズできます。運動イメージ訓練も、患者の具体的な症状や進捗に応じて、個々に適した形で実施できます。
自己責任と自己効力感: DIY活動は、成功も失敗も自分自身に帰するものです。運動イメージ訓練においても、その効果は患者の努力と集中に大きく依存します。成功を収めたときの達成感は、自己効力感を高め、さらなるリハビリへのモチベーションにつながります。
以上のように、運動イメージ訓練は「脳のDIY」と言えるでしょう。患者自身が主体となり、資源や状況に応じて最適なリハビリを設計し、実行する過程において、多くのDIYの要素が見られます。』