元
脳卒中は世界的におもな死因の一つであるが、患者の終末期の症状とその管理については十分に理解されていないので、
これまでの研究のレビューにより患者の人生最後の2年間についてくわしくしらべてみたそうな。
次のことがわかった。
・このレビューでは6カ国の患者2175人を含む7件の研究を対象としたが、
・研究結果はつぎの3つの主要テーマに分類されていた: 終末期の症状経験、症状評価、症状管理、である。
・成人脳卒中患者において一般的に報告されている終末期症状には、脳卒中特有の症状(嚥下障害、構音障害)と非特異的症状(疼痛、呼吸困難、便秘、心理的苦痛)があった。
・しかし、コミュニケーションの難しさや、症状評価のための標準化されたツールの使用頻度の低さから、終末期の症状経験についてわかっていることは限られていた。
・疼痛の緩和は一般的によく報告されているが、呼吸困難と不安のコントロールははるかに不十分であった。
脳卒中患者における終末期症状の評価と管理には改善の余地がある。緩和ケアと終末期ケアのガイドラインを確立する必要がある、
というおはなし。
感想:
脳は手術や薬では治らない。
何年ものあいだ医療システムの養分にされたあげくに亡くなるのはイヤ。
だから次に脳卒中やったら絶対に病院にはゆかない。