元
寝たきり脳卒中患者の生活満足度を評価し、人口統計学的、社会的、医学的因子との関連をくわしくしらべてみたそうな。
多施設横断研究である。日常生活動作を評価するLongshiスケールを用いて寝たきりの患者を選んだ。
その後、多面的質問票を用いて生活満足度を評価した。
次のことがわかった。
・3639名の寝たきり脳卒中患者が研究に組み入れられた。そのうち現在の生活に満足していると回答したのは27.2%だった。
・生活満足度が有意に高い因子としては、女性、高齢、初等教育以下、が挙げられた。
・脳卒中を1回経験した患者や慢性疾患を持ちながらも健康状態が良好と評価された患者は、そうでない患者よりも生活満足度が高かった。
・ほかに、年齢、教育、宗教、世帯収入、同居、社会参加、慢性疾患の数、自己評価による健康状態、障害レベル、が脳卒中で寝たきり患者の生活満足度に有意に影響することが確認された。
脳卒中のあと寝たきりの患者のうち、4人に1人以上が現状の生活に満足していた。女性、高齢、教育レベルの低い患者は満足度があきらかに高かった、
というおはなし。
感想:
とつぜん寝たきりになってしまったのに「満足している」とはどういうことなのか?
人工知能AIに尋ねて返ってきた画像が上の4枚。