元
もやもや病は、頭蓋内の内頚動脈のいっぽうまたは両方の狭窄と側副血行路の発達を特徴とするまれな血管障害である。
脳梗塞がもっともよく発生し、人生のうち10代と40代に診断されるピークがある。
脳卒中の有無にかかわらず長期の虚血状態を引き起こすことから、もやもや病患者の3分の1は認知障害を負うという。
しかしその経時的傾向についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
61人のもやもや病患者を対象に、登録時、2年後、4年後、7年後の神経心理学的評価を実施した。
次のことがわかった。
・フォロー途中で血行再建術を受けた者はいなかった。
・初回評価時に、79%がなんらかの項目で認知機能障害を示した。
・実行機能の障害が最も多く(57%)、次いでパフォーマンスIQ(36%)、情報処理速度(31%)、視覚記憶(30%)だった。
・これらプロファイルは長期のフォローにおいても改善や著しい低下はなく、おおむね安定していた。
・また、脳卒中の既往や血行再建術の有無にもよらなかった。
もやもや病患者の認知機能障害は一般的であり、実行機能がもっともよく影響を受ける。これらは改善も悪化もなく長期に安定しており、脳卒中や血行再建術にもよらなかった、
というおはなし。
「もやもや病の脳の血管系を立体的に描き、血管網の異常と側副血行路を強調する。内頸動脈の狭窄と、それに伴う血管のもつれや脆弱性を強調し、この病気の特徴を表現する。健康な部分と病気の部分を区別するために、対照的な色やラベルを使用し、様々な視点から、視覚的に魅力的で有益な方法で、この病気を包括的に理解することができる。」
感想:
「むずむず脚症候群」と「もやもや病」のほかにオノマトペを使った病名はあるかAIに訊いたら、見つからないって言われてしまった。