元
心房細動のカテーテルアブレーションに関する研究のおおくは、フォロー期間が1年以内であり、3年を超えるデータはほとんどない。
そこで、過去20年間の患者記録をすべて見直してみたそうな。
イタリアのレッジョ・エミリア病院で2002-2021年にカテーテルアブレーション手術をうけた全患者記録を解析した。
次のことがわかった。
・2022年に最終フォローができた618人が対象となった。
・61%が発作性、25%が持続性、14%は長期持続性の心房細動だった。
・26%163人は2回手術をうけた。6人は3回手術した。
・フォロー中に 4.5%が死亡、3.1%が心不全、2.4%が脳卒中になった。
・生活に影響があるほどの症状の心房細動の推定再発率は、10年後26%、15年後54%、20年後82%だった。
・再発率は、手術1回の患者と2-3回の患者で同じだった。
・治療不可能な「永続性」心房細動への進行は18%におきた。
カテーテルアブレーション後長期の心房細動再発率は、10年26%、20年82%であり、手術回数によらなかった、
というおはなし。
感想:
じぶんには縁がないのでこのテーマは避けていた。
患者年齢が若いから20年82%の再発率はナカナカとおもう。
人工知能AIにも訊いてみた。
AI「カテーテルアブレーションは不整脈の根本治療を目的とした方法ですが、問題点もあります。カテーテルアブレーションの問題点としては、以下のようなものが挙げられます。
- 合併症のリスク:カテーテルアブレーションに伴う一般的な合併症としては、穿刺部の出血を含む血管損傷、感染症、臓器損傷(肺、心臓)、脳梗塞があります。これらの合併症は重篤な場合もありますが、発生率は3〜5%程度とされています。
- 再発率の高さ:カテーテルアブレーションは一度で成功することもありますが、再発することも多くあります。特に心房細動に対するカテーテルアブレーションでは、1回だけで根治するのは難しく、2回目や3回目の治療が必要になることもあります。また、治療後に数年経つと再発率が上昇することも報告されています。
- 費用の高さ:カテーテルアブレーションは高度な技術を要する治療法であるため、費用も高くなります。一般的には200万円程度かかりますが、保険適用されるため自己負担額はこのうち3割〜または1割となります。しかし、それでも負担額は高いため、経済的な問題がある場合には受けられないこともあります。」