元
脳卒中の後の不安やうつ気分が悪化して治療されていない場合、それが転帰に影響する可能性がある。
そこで、脳卒中後に心のケアを受けることと、将来どのように影響するかをくわしくしらべてみたそうな。
オーストラリアの脳卒中病院データを使って調査を行った。
脳卒中後3~6ヶ月に不安やうつを感じた人について、
6~18ヶ月でどんな治療を受けたか、18~30ヶ月後の転帰を調べた。
次のことがわかった。
・7214人の中で、39%が脳卒中後3~6ヶ月で不安やうつを感じていた。
・その中で54%が治療を受けていた(88%が抗うつ薬を使っていた)。
・心のケアを受ける人に共通する特徴は、脳卒中前の心のサポートを受けていたり、薬を使っていたり、自分で不安やうつを感じていると言ったり、若くて女性であることだった。
・通訳が必要な人や、健康保険を使っている人、同じ医者にずっとかかっている人は、心のケアを受けることが少なかった。
・不安やうつを感じている人の中で、心のケアを受けた人は、病院に行く率が高かったが、生存率に違いはなかった。
脳卒中の後に不安やうつで悩んでいるひとの半数近くは、心のケアを受けていなかった、
というおはなし。
感想:
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