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2023年2月28日

痙縮の理学療法の質 アンブレラレビュー

2023  2月  アメリカ


脳卒中後の痙縮にかんする理学療法にはおおくの種類があり、システマチックレビューも増えている。

そこで、質の高いエビデンスを見極めるべく、システマチックレビューのシステマチックレビューであるアンブレラレビューをこころみたそうな。

2023年2月27日

JAMA Neurol : 慢性期歩行を最速最大改善する運動条件

2023  2月  アメリカ


慢性期脳卒中患者の歩行リハビリテーションに効果的なトレーニング強度と期間についてはいまだ最適化されていない。

そこで、トレーニング効果をできるだけ短期間に最大化するための条件をくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月26日

【写真】若年で脳梗塞になる日本人

2023  2月  日本


この数十年の間に、日本人の生活状況は劇的に変化している。

しかし、若年成人の生活状況と脳梗塞リスクとの関係を示すデータはほとんどない。

そこで、若年成人における生活状況や配偶者の有無、脳梗塞の危険因子、病因、転帰についてくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月25日

レーズンがラクナ梗塞を防ぐたしかな理由

2023  2月  中国


これまでの研究では、ドライフルーツ摂取が脳卒中など心血管疾患と関連するかどうかについて賛否両論があった。

そこで、観察研究から因果関係を推定できるメンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2023年2月24日

たまたまみつかった「瘤」を出血源とする根拠

2023  1月  スイス


くも膜下出血患者の約15%では、初回アンギオ検査で出血源となる動脈瘤がみつからない。

これらの非動脈瘤性くも膜下出血の患者は中脳周囲(PM)タイプと非中脳周囲(NP)タイプに分類できる。

NPタイプでは、原因となる動脈瘤を探すためのフォローアップアンギオ撮影をおこなう習慣になっているが、その最適な時期や頻度は決まっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月23日

脳梗塞で小腸の細菌が激増?

2023  2月  中国


近年、腸内細菌叢と脳卒中との関係が注目されている。

腸内細菌と脳とのあいだには腸脳軸と呼ばれる双方向の関係があることがわかっている。

これらの研究のおおくは大腸内の細菌にフォーカスしたものであり、もともと細菌のすくない小腸での報告はほとんどない。

そこで、小腸内細菌過剰増殖症(SIBO)の有病率を脳梗塞患者でくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月22日

運動イメージ・メンタルプラクティスで上肢リハビリ

2023  1月  スペイン


脳卒中患者の30-66%はリハビリテーションをおこなっても上肢機能が十分に回復しない。

運動イメージ(MI)やメンタルプラクティス(MP)は、実際に運動をおこなうことなく認知プロセスのみで運動をシミュレートし、共通する中枢神経系の再活性化をはかるものである。

これらのメカニズムはミラーニューロン理論によっても支持され、たとえば手の動きの映像を観察することでも回復を促すことができる。

亜急性期、慢性期脳卒中患者の上肢機能へのMI・MPの有効性について体系的にレビューをこころみたそうな。

2023年2月21日

全身振動療法は痙縮にいいの?

2023  1月  中国


脳卒中後の痙縮の治療のひとつとして全身振動療法(whole body vibration)がある。

全身振動療法のメカニズムについてはさまざまな仮説があり、その効果についても肯定的な報告ばかりではないので、これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。

2023年2月20日

腸内細菌と脳梗塞の因果関係

2023  2月  中国


脳梗塞の発生に腸内細菌の関与を示すエビデンスがふえつつある。

これらエビデンスは細菌の種類やくみあわせ、脳梗塞タイプで影響がことなる可能性があり一般化することがむつかしい。

そこで、特定の腸内細菌と種類別脳梗塞との因果関係をしらべるために、メンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2023年2月19日

脳梗塞の「5年転帰」男女比較

2023  2月  韓国


脳卒中の生存率や機能転帰に関する研究はおおくあるが、男女でのちがいについては相反する結果が報告されている。

そこで、初回脳梗塞後5年間の死亡率と機能転帰に男女で差がるものかどうか韓国人患者でくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月18日

「ピラティス」の脳卒中リハビリ効果がわかった

2023  1月  アイルランド


ピラティスは1920年代にドイツ人看護師のジョセフ・ピラティスにより考案されたエクササイズで、筋力、体幹安定性、柔軟性、姿勢、呼吸にフォーカスしたプログラムである。

神経疾患のリハビリテーションにも利用されていて、患者の移動性や体力、QoLの改善が報告されているが、脳卒中患者への応用については体系化されていないので、これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。

2023年2月17日

脳梗塞「再発」男女別の危険因子

2023  1月  韓国


脳梗塞の危険因子としては、高齢、糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙、心房細動、などが知られている。

その再発率は、1年で3-25%、5年では10-53%と報告されている。

初回発症での男女に特有の危険因子は報告されているものの、再発危険因子の男女のちがいに関する研究はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月16日

脳卒中がおきやすい炭水化物の種類

2023  2月  イギリス


さいきんの研究では食事から摂る炭水化物と脳卒中など心血管疾患との関連は、炭水化物の量よりもむしろ質に依存する可能性が指摘されている。

炭水化物は、でんぷん、食物繊維、または遊離糖(free sugar)として分類することができる。

とくに遊離糖は、食品に加えられるブドウ糖やショ糖のほか、はちみつ、シロップ、果汁など天然の糖類を指す。

これらの摂取量と脳卒中との関連を大規模にしらべてみたそうな。

2023年2月15日

シフト勤務で心房細動になるの?

2022  9月  オランダ


シフト勤務は、従来型の日中の勤務時間帯からはずれた勤務形態を指し、2015年にはEU労働者の21%があてはまるとされている。

シフト勤務が冠動脈疾患や脳卒中と関連するという報告はあるものの、心房細動との関連についてはほとんどわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月14日

日本人 こんな頭痛は動脈解離

2023  2月  日本


脳に向かう頚部動脈の解離(cervicocerebral artery dissection:CAD)はまれではないが診断がむつかしく、

突然の頭痛発生後1週間以内に脳梗塞やくも膜下出血が起きることがある。

そこで、急な頭痛症状の患者からCADを判別する方法をくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月13日

Stroke誌:脳卒中のリハビリやってなかった

2023  2月  アメリカ


脳卒中は長期にわたる障害のおもな原因である。

脳卒中リハビリテーションを充実させることは機能転帰の改善につながると考えられているので、

発症後1年間のリハビリ量とその予測因子についてくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月12日

高血圧を「放置」すると脳梗塞の回復が良いわけ

2023  2月  韓国


脳梗塞患者について、「高血圧なのに治療をうけていなかった場合」の長期予後をくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月11日

パンデミック中に「血豆状」の脳動脈瘤がふえた理由

2023  2月  アメリカ


内頚動脈のブリスター(血豆状)動脈瘤はまれで、くも膜下出血の0.5-2%に見られ 治療が難しい。

いっぽう、新型コロナウイルス感染症による全身性の炎症が、解離性動脈瘤の増加と関連するという報告があるので、

パンデミック中のブリスター動脈瘤の有病率についてもくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月10日

破裂脳動脈瘤のコイル治療に適したタイミングは

2023  1月  イタリア


くも膜下出血患者への血管内治療(コイリング)のタイミングに関する研究は少なく報告により結論が矛盾しているのでくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月9日

高齢者への脳ステント治療は、

2023  1月  中国


頭蓋内動脈狭窄症(ICAS)があると脳卒中が再発しやすい。

その対策として、抗血小板薬による治療のほかにステント治療があるが合併症が危惧されている。

そのなかでも比較的安全と考えられている中大脳動脈狭窄へのステント治療について、患者の年齢の影響をくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月8日

脳卒中入院時の「栄養不良」と体幹機能

2023  1月  日本


脳卒中入院時の「栄養不良」が体幹機能および下肢筋力におよぼす影響をくわしくしらべてみたそうな。


栄養不良はGLIM基準で、

入退院時の体幹コントロールテスト(trunk control test:TCT)と モトリシティインデックス(Motricity Index:MI)を評価し、関連を解析した。

2023年2月7日

くも膜下出血の「遅発性脳虚血」はクリップのせい

2023  1月  中国


くも膜下出血患者へのクリッピング術またはコイリング術での「遅発性脳虚血」の発生率の違いはよくわかっていない。

そこで、どちらの手術の適応にもなる患者について、遅発性脳虚血の起きやすさをくらべてみたそうな。

2023年2月6日

コクラン:脳動脈狭窄への血管内治療は「迷惑」

2023  2月  中国


頭蓋内動脈狭窄症(ICAS)はプラークの蓄積によって脳の血管が狭くなっている状態をさす。

とくに脳卒中の症状が出ている場合を、症候性ICASとよぶ。

ICASの治療には抗血小板薬をもちいる内科的治療と、カテーテルを操作してステントなどで血管を拡げる血管内治療とがある。

内科的治療にくわえて血管内治療をおこなうことが症候性ICAS患者の死亡やさらなる脳卒中を防ぐことになるのか、これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。

2023年2月5日

鍼 電気 磁気刺激 のたぐいは効くの?

2022  10月  中国


脳卒中後の運動機能障害にたいする伝統中国医学および西洋医学のリハビリテーション技術の効果をくらべるべく、

ネットワークメタアナリシスをこころみたそうな。

2023年2月4日

日本人の微小脳出血は「虫歯菌」のせいだった

2023  1月  日本


微小脳出血は、脳卒中患者の長期予後に影響をおよぼす。

ミュータンスレンサ球菌(Streptococcus mutans)は主な虫歯菌であり、コラーゲン結合蛋白Cnm を発現し、脳血管の炎症を誘発して、血液脳関門の健全性を損ない脳出血の原因となるという。

そこで、Cnm陽性のミュータンスレンサ球菌と微小脳出血との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月3日

脳卒中後「肩の痛み」の有病率

2023  1月  中国


片麻痺性の肩の痛みは脳卒中患者の一般的な合併症であり、通常脳卒中のあと2-3ヶ月後に発生する。

肩の痛みは1年後にも持続しているという報告もある。

原因として、亜脱臼や腱損傷といった機械的要因と、知覚異常や複合性局所疼痛症候群CRPSなどの神経的要因が考えられている。

その有病率と危険因子、予後についてくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月2日

脳卒中後の「疲労」は視覚障害のせい

2023  1月  ノルウェー


脳卒中後の「疲労」は、軽症患者でもよくみられしかも長く続き、6年後に37%の患者で持続しているという報告もある。

長期におよぶ疲労が生活の質QoLを決める12の機能領域と関連しているかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2023年2月1日

栄養不良は嚥下障害のせいではなかった

2023  1月  オランダ


脳卒中後の栄養不良は、嚥下障害による摂取量の減少により起こりやすいと考えられている。

しかし脳卒中に関係した代謝変化により栄養不良が生じる可能性もあるので、亜急性期環境下で嚥下障害の有無に関係なく血中栄養素濃度をくわしくしらべてみたそうな。
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