若年脳梗塞の「生活の質」を決めるのは

元

Factors affecting the quality of life after ischemic stroke in young adults: a scoping review

2023　　1月　　チェコ共和国　　

脳卒中患者の生活の質（QoL）の研究のおおくは高齢者集団を対象としたものである。

また、「若年」についての年齢定義にもおおきなゆらぎがある。

そこで、若年脳梗塞患者のQoL研究について、レビューをこころみたそうな。

2000-2021年の論文で、18-65歳を若年とする慢性期患者を対象とした。

次のことがわかった。

・9件の論文がみつかった。

・年齢をマッチさせた一般集団とのQoL比較が3件あった。

・QoLと関連する要因として、

調査時の神経症状、生活自立度、運動機能障害、手の機能、疲労、冠動脈疾患の有無、うつ、不安、再発の恐怖、余暇活動の制限、主観的健康感、ストレス対処力、復職、社会サポート、の14項目が挙げられた。

・これらのうち、とくに機能的転帰、うつ、疲労、不安、復職が重要だった。

若年脳梗塞経験者のQoLにかんするいくつもの要因のうち、とくに機能的転帰、うつ、疲労、不安、復職が重要と考えられた、

というおはなし。

感想：

いちおうAIにも訊いてみた↓。

私「若年脳梗塞経験者の生活の質を決める要因を教えて。」

AI「若年脳梗塞（young stroke）の患者の生活の質を決める要因には、以下のようなものがあります。

1. 脳梗塞の度合い: 脳梗塞が軽度か重度かは、生活の質に大きく影響します。
2. 後遺障害: 脳梗塞によって生じる後遺障害（言語障害、運動障害、視覚障害など）がある場合、生活の質は低下します。
3. 精神的影響: 脳梗塞は、患者や家族に対して精神的な影響を与えることがあります。ストレスや不安、抑うつなどの精神的な問題がある場合、生活の質は低下します。
4. 社会的・経済的影響: 脳梗塞は、患者や家族に対して社会的・経済的な影響を与えることがあります。仕事や経済的な負担、社会的な孤立感などがある場合、生活の質は低下します。
5. 生活リハビリ: 生活リハビリ（リハビリテーション）プログラムの受け入れ、適用率が高いほど、生活の質は高くなります。」