元
頻尿、切迫感、尿失禁などの排尿障害である「過活動膀胱」症状は、脳卒中やパーキンソン病、脊髄損傷、等の神経疾患患者におおくみられる。
これら神経疾患が原因の過活動膀胱にたいする治療法の有効性についてメタアナリシスをこころみたそうな。
2022年4月までの神経疾患にともなう過活動膀胱への内科治療のランダム化比較試験を対象にした。
次のようになった。
・これら論文での介入方法として、抗コリン薬、ミラベグロン、カンナビノイド、カプサイシンの膀胱内注入、ボツリヌス毒素、鍼治療、経皮的脛骨神経刺激、経皮的神経電気刺激、骨盤底筋訓練、があった。
・抗コリン薬は排尿回数の減少に効果があったが、失禁や夜間頻尿での有意差はみられなかった。
・ミラベグロンは膀胱容量の拡大に効果があったが、有意な症状緩和はみられなかった。
・経皮的脛骨神経刺激は夜間排尿回数の減少に効果があったが、症状スコアの改善には至らなかった。
・骨盤底筋訓練は症状スコアの改善はあったが、失禁回数に有意差はなかった。
脳卒中などの神経疾患による過活動膀胱への薬物療法と非薬物療法では、検討したすべての治療法に中程度の有効性がみられたが抜きん出て優れたものはなかった、
というおはなし。
感想:
寒いせいかトイレがとても近くなって、しばしば先走ってしまうので関心をもった。
カプサイシンがでてきたから、とりあえず食事に唐辛子をかけまくろうとおもう。