元
健康的な食事には微量栄養素が豊富に含まれているが、脳卒中など心血管疾患リスクにたいするそれらの影響は体系的に定量化されていないので、メタアナリシスをこころみたそうな。
次のことがわかった。
・被験者883627人を含む27種類の微量栄養素を評価した884件のランダム化比較試験が確認された。
・n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸、l-アルギニン、l-シトルリン、葉酸、ビタミンD、マグネシウム、亜鉛、α-リポ酸、コエンザイムQ10、メラトニン、カテキン、クルクミン、フラバノール、ゲニステイン、ケルセチンが、心血管疾患リスクを低減するという中-高品質のエビデンスが示された。
・とくにn-3(オメガ3)系脂肪酸のサプリメントは、心血管疾患死亡リスクをあきらかに下げた。
・葉酸サプリメントは脳卒中リスクを下げ、コエンザイムQ10は全死因死亡を減少させた。
・ビタミンC、D、E、セレンのサプリメントはなんの影響もなかった。
・ベータカロテンサプリメントは全死因死亡および脳卒中リスクを上げた。
微量栄養素と心血管疾患リスクについてのこれまでの研究から、脳卒中予防に良さそうなサプリメントは、「オメガ3脂肪酸」および「葉酸」であることがわかった、
というおはなし。
感想:
悪くないと言える程度に「良い」だけであって、はっきりとわかるような効果はないのよ。