元
主観的認知機能障害(Subjective cognitive complaints:SCC)は脳卒中患者の29-92%に見られるとされているが客観的な脳卒中後の認知障害(PSCI)との関連はあきらかでない。
その理由は認知障害のおおくが時間が経つにつれ回復するからであり、調査のタイミングにより有病率も異なると考えられる。
そこで、認知機能障害を自覚するSCC患者の認知機能の経時的変化と、回復に関連する因子くわしくしらべてみたそうな。
脳卒中後に主観的認知障害を訴えかつ、
CDR=0.5の認知症疑いまたは、MoCAスコアやMMSEスコアで認知障害と診断された患者599人について、
認知機能の回復を6ヶ月間フォローした。
次のようになった。
・フォローを完遂した583人のうち80人13.72%が認知機能の回復を示した。
151-180日では15例26.79%、 だった。
・151-180日時点でのSCC患者と比較すると、脳卒中後早期のSCC患者は認知機能の回復が悪く、これは高学歴者で顕著だった。
・認知機能が回復する独立した因子は、男性、もとの認知機能が高い、コーヒーを飲む、視床病変、が挙げられた。
脳卒中後の早くに認知機能の低下を訴えていた患者は認知障害が継続しがちだった。認知機能回復に関連する因子のうちコーヒー摂取がもっとも影響がおおきかった、
というおはなし。
感想:
うすーいインスタントコーヒーを毎日飲んでる。