元
習慣的なコーヒー摂取が不整脈や脳卒中など心血管疾患および死亡率に有益な効果をもたらすことが報告されている。
しかし、コーヒーの種類による影響の違いについてはほとんどわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
UKバイオバンクのデータを利用した。
コーヒーの種類をカフェインレス、挽き豆、インスタント、にわけ、飲量ごとに非飲者と比較した。
次のことがわかった。
・平均年齢58の449563人を12.5年間フォローした。
・1日1-5杯の挽き豆コーヒーとインスタントコーヒーは不整脈の有意な減少と関連したが、カフェインレスコーヒーでは関連はなかった。
・この不整脈リスクは、挽き豆コーヒー4-5杯、インスタントコーヒー2-3杯のときもっとも低かった。
・すべてのコーヒーの種類は脳卒中など心血管疾患リスクの減少と関連していて、非飲者にくらべて2-3杯のときにリスク最低になった。
・全死亡率も同様に、すべてのコーヒーの種類について1日2-3杯のときに最低だった。
カフェインレス、挽き豆、インスタントコーヒーを1日2-3杯摂るときに脳卒中など心血管疾患や死亡率のあきらかな低下がみられた。
挽き豆とインスタントコーヒーは不整脈の予防になったが、カフェインレスでは関連はなかった、
というおはなし。
感想:
カフェインがあったほうが不整脈は減るんだね。