元
くも膜下出血では激しい頭痛が生じることがよくある。
ガイドラインでは、アセトアミノフェンやオピオイド(麻薬鎮痛剤)による治療が勧められているが、実際は頭痛が持続することがおおい。
集中治療中の患者の頭痛データは少ないので、臨床医にウェッブアンケートで訊いてみたそうな。
2021-2022年に、集中治療、神経クリティカルケアに関連する5つの学会会員に、37問のウェッブアンケートをおこなった。
次のようになった。
・516名の回答者のうち66%が北米、24%が欧州のものだった。
・87%がくも膜下出血患者管理上の主な関心事が「頭痛」であると報告した。
・頭痛の管理は、入院時は集中治療チームが行い、退院時は脳外科が担当していた。
・頭痛に使用された薬剤はおおい順に、アセトアミノフェン(90%)、オピオイド(66%)、コルチコステロイド(28%)、抗けいれん薬(28%)、だった。
・集中治療医は オピオイドを有効と考え、神経医はコルチコステロイドを選んでいた。
・退院時の処方は、アセトアミノフェンが最も多く(80%)、次いでオピオイド(46%)、抗けいれん薬(45%)の順だった。
・2016年以降のオピオイド過剰提供による死亡率増加「オピオイドクライシス」について、69%が影響なしと報告した。
くも膜下出血の集中治療時の頭痛は臨床上おおきな問題である。麻薬鎮痛剤の危険性があきらかになったにもかかわらず、その使用パターンに変更はなかった、
というおはなし。
感想:
日本だと病院に行ってくも膜下出血とわかったとたん、軽い頭痛でも強い鎮痛薬を打たれて意識不明かつ拘束されて、わけわからないうちに手術されてしまうんよ↓。
メモ:
顧客配布用の詳しい資料では、FDAと製薬会社にだまされたとする体をとっている。
前例のないレベルの危険性があることは、接種を始めるまえからわかっていたこと。
さんざん人々に打ちまくったあげく、とつぜんの手のひら返し。
訴訟慣れしているにちがいなく、さすがは機を見るに敏といえる。