元
脳梗塞患者に占める若年成人の割合は15-18%と推定されている。
若年成人の脳梗塞の原因は高齢者と異なると考えられるが、報告がすくないので日本人についてくわしくしらべてみたそうな。
2007-2019年に福岡県の脳梗塞で入院した18歳以上の15860人を対象とした。
次のことがわかった。
・若年成人では高血圧、糖尿病、脂質異常症の割合が非若年成人よりも少なかったが、
・喫煙、飲酒、肥満などの生活習慣に関連した危険因子はより頻繁にみられた。
・心源性脳塞栓症の塞栓源として、とくに若年成人におおく見られたものは、心房中隔欠損、非細菌性血栓性内膜炎、卵円孔開存、左室壁運動の低下、が挙げられた。
・他に、おおくはないが若年成人に見られた病因として、もやもや病、動脈解離、脳静脈血栓症、可逆性脳血管攣縮症候群、抗リン脂質症候群、などがあった。
脳梗塞の若年成人には生活習慣上の危険因子の割合が比較的高かった。心源性脳塞栓症のうち心房中隔欠損、非細菌性血栓性内膜炎、卵円孔開存、左室壁運動の低下、によるものが若年成人におおくみられた、
というおはなし。
感想:
上のグラフ、喫煙 飲酒 肥満の割合が高くて意外感をもった。
福岡の県民性かな...とはおもう。