元2022 1月 インド
・非動脈瘤性のくも膜下出血での水頭症の報告はあまりなく、非中脳周囲出血タイプでよく見られる。・くも膜下出血後の水頭症には急性期、亜急性期、慢性期があり慢性期は7日以降の発症を指す。さらにクリップやコイル後かなり経ってから発症するタイプもある。・水頭症の発症率は6-67%で、急性タイプの70%は慢性化する。著者の施設では19%に発症したという。・後方循環系または前交通動脈からの出血は脳室に近いため水頭症がおきやすい。・水頭症による頭蓋内圧の上昇にともない、頭痛や知覚変化、イライラ感が症状としてあらわれる。・治療法はおもに脳室外ドレーンで対応するが、その70%は永久化してたとえばVPシャントに移行する。