元
COVID-19のmRNAワクチンで報告されている有害事象のほとんどは、注射部位の痛み、紅斑、腫脹、発熱、頭痛、筋肉痛などであるが、
神経系や循環器系へも影響し、急性心筋梗塞、肺塞栓症、脳卒中、静脈血栓塞栓症など命に関わる可能性もある。
そこで、これまでの事例報告や症例シリーズについてシステマチックレビューをこころみたそうな。
「mRNAワクチン」および myocarditis 心筋炎、pericarditis 心膜炎、stroke 脳卒中、Myocardial Ischemia 心筋虚血、を含むものを検索、解析した。
次のことがわかった。
・43の事例報告と26の症例シリーズ研究がみつかった。
・COVID-19のmRNAワクチン接種後に報告された243の有害事象のうち、心筋炎がもっともおおかった。
・心筋炎の発症頻度は、21歳男性がもっとも高かった。
・心筋炎を発症した患者のほぼ4分の3がファイザー社のワクチンで、彼らの87.7%は2回目の接種を受けていた。
・胸痛(96.1%)と発熱(38.2%)が最もおおい症状だった。
・心筋炎診断のゴールドスタンダードであるMRI画像上で、あきらかに異常を示していた。
mRNAワクチンのもっともおおい心臓関係の有害事象は「心筋炎」であり、胸痛として現れることがわかった、
というおはなし。
感想:
心臓にくるから、不整脈もちだとこんなこと↓になる可能性も。