元
脳卒中は世界の全死亡者の10%を占める。また、認知症は脳卒中などをきっかけに引き起こされる。
いっぽう、コーヒーやお茶の脳卒中保護効果はいくつか報告されている。
そこで、コーヒーやお茶の組み合わせと、脳卒中、認知症、脳卒中後の認知症、の発症リスクについて大規模にしらべてみたそうな。
英国バイオバンクの50-74歳の365682人について、脳卒中と認知症を10年前後フォローして、
コーヒーやお茶(紅茶、緑茶)の消費量との関連を解析した。
次のようになった。
・この間に5079件の認知症と10053件の脳卒中が発生した。
・コーヒーやお茶の消費量と脳卒中および認知症との関連は非線形で、
・コーヒー2-3カップ/日、お茶3-5カップ/日、またはコーヒーとお茶の組み合わせが4-6カップ/日のときに脳卒中や認知症のリスクがもっとも低かった。
・コーヒーやお茶を飲まないひとにくらべて、1日に2-3カップのコーヒーと2-3カップのお茶を飲むと、脳卒中リスクが32%、認知症リスクが28%低下した。
・さらに、コーヒーやお茶の組み合わせは、脳梗塞後の血管性認知症のリスク低下と関連しており、
・コーヒーやお茶の組合わせ量が3-6カップのとき、脳卒中後の認知症リスクは48%低下した。
コーヒーやお茶の摂取は脳卒中や認知症のリスク低下をもたらす。さらにコーヒーやお茶を組み合わせて摂ると脳卒中後の認知症リスクをおおきく下げることができる、
というおはなし。
感想:
そんなに飲んだらトイレが近くなりすぎてQoL下がるわ。