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コロナウイルス感染症COVID-19では、糖尿病、高血圧、心血管疾患などの併存疾患があると死亡率が高いという。
そこで、脳卒中の種類別の既往の有無と、COVID-19死亡率との関連について、くわしくしらべてみたそうな。
カタルーニャの2020年2月から7月までのCOVID-19患者を抽出し、2020年12月までの死亡をフォローした。
次のことがわかった。
・このうち5752件(6.27%)に脳卒中の既往があり、その67.57%は脳梗塞、21.50%はTIA、3.53%が脳内出血、2.96%がくも膜下出血だった。
・死亡率は脳卒中の既往があると高くなり、男性1.13倍、女性1.09倍だった。
・年齢別では、脳卒中の既往があると、死亡率は60歳未満で2.97倍、60-79歳は1.32倍、80歳以上1.02倍だった。
・脳卒中の種類別では、脳梗塞と脳内出血は関連があったがTIAとの関連はなかった。
・くも膜下出血の既往は60歳未満でのみ、死亡率が5.73倍高かった。
COVID-19患者では、80歳未満で脳卒中の既往があると、死亡率が高かった、
というおはなし。
感想:
高齢のほうが死亡しやすいわけではないんだな。
理由として、80超えて生きてるようなひとは心臓病やがんの危険を乗り越えてきたエリートだから脳卒中の既往など相対的にたいした問題ではない、ということのようだ。
ところで、身の回りでコロナウイルス感染症になったひとを1人もしらない。
ワクチンでひどい目にあったひとは何人かいるけれど、、、なぜなのか。