元
COVID-19対策としてのワクチンは、2021年5月14日時点で184のワクチン候補が前臨床評価中にあり、100のワクチン候補が臨床試験中、12が接種認可を受けて使用されている。
これまでの臨床試験では、頭痛はもっとも頻繁に報告される有害事象の1つであり、mRNAタイプでは39-80%に、アデノウイルスベクターでは39-66%、不活性ウイルスワクチンでは13%で頭痛がみられるという。
頭痛はインフルエンザや麻疹ワクチンなどにもみられることを考えると驚くべきことではないが、COVID-19ワクチン接種後の頭痛の特徴についてはまだよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
「不活化」ウイルスワクチンを接種した医療従事者1819人にアンケート調査した。
彼らのうち209人(11.4%)にはCOVID-19経験があった。
次のことがわかった。
・556人(30.6%)が、接種後1.8日目に女性優位に(36.1% vs. 19.3%)頭痛を報告した。
・そのうちの140人(25.9%)が3日以上続く頭痛を経験した。
・頭痛はほとんどが両側性で、COVID-19時の頭痛よりも重症度は小さく、持続時間も短かった。
・原発性頭痛や片頭痛持ちの場合、ワクチン後頭痛もおおかった。
・COVID-19時の頭痛や過去のインフルエンザワクチン後の頭痛も、コロナワクチン後の頭痛と有意な関連を示した。
・いっぱんてきな併存疾患のうち、甲状腺疾患のみがワクチン後頭痛と有意な関連を示した。
コロナワクチン後の30.6%に頭痛が認められた。そのおおくは女性で、もとからの頭痛持ちや過去のインフルエンザワクチン後の頭痛も経験していた、
というおはなし。
感想:
トルコは中国製の不活化ワクチンがおおいんだな。
こんかい除外されてしまったが、mRNAワクチン経験者は21人と少なく、そのうち9人で頭痛があったとのこと。
不活化ワクチンのほうがマシに思えてくる。
これ↓は要注目。