元
血圧のコントールは1980年代以降おおきく進歩し、脳内出血の一次予防につながった。
しかし、再発予防効果についてはデータが少ないので、時期のことなる2つの住民研究から傾向をくわしくしらべてみたそうな。
イギリスオックスフォードでの血圧コントールに関係する、
OCSP研究(1981~1986年)と OXVASC研究(2002~2018年)から、
初回脳内出血の227例の記録について解析した。
次のことがわかった。
・研究開始時の収縮期血圧は両群で同レベルだった。(平均183.8mmHg vs.178.1mmHg)
・90日以上生存した130人のうち、フォロー期間中の平均血圧は、OCSP群が157.3mmHgで、OXVASC群の135.2mmHgよりも大幅に高かった。
・年間100患者あたりの再発リスクは、OCSP群の10.3人から OXVASC群の3.1人にまで減少した。
・この減少は主に若年者層によるよるもので、
・75歳未満では5年再発リスクは 35.4% → 6.9%に改善していた。
過去40年間の血圧コントールの大幅な改善とともに、脳内出血の再発リスクもあきらかに低下していた、
というおはなし。
感想:
収縮期血圧は140が目標で良さそうだな。
下げすぎると良くないみたいだし、↓