元
脳卒中やTIAで退院した患者が、再発予防のための薬をやめてしまうパターンについて、くわしくしらべてみたそうな。
オーストラリアの脳卒中 2010年4月-2014年6月の患者記録について、
投薬および保険請求データから、退院後1年間に90日間以上の調剤がなかった者を「服薬中止」とした。
次のことがわかった。
・脳卒中またはTIAの17980人のうち91.4%の管理データを追跡できた。
・このうち初回の脳卒中/TIAは9817人で、彼らは75歳以上が47.6%、脳内出血は11.4%だった。
・ほとんどの患者は二次予防薬(降圧薬79.3%、抗血栓薬81.8%、脂質低下薬82.7%)が処方されていたが、
・退院後1年間に5分の1から3分の1が服薬を中止していた。(降圧薬20.9%、抗血栓薬34.1%、脂質低下薬28.5%)
・かかりつけ医との頻回な面談は降圧薬の中止と逆相関にあった。
脳卒中やTIAの後 おおくの者が再発予防薬の服用を中止していた。退院後のケアの改善が必要である、
というおはなし。
感想:
じぶんは降圧薬を5年くらいで完全にやめた。いまはなんの薬も飲んでいない。
上のグラフみると、脂質降下薬は退院直後に速攻でやめる人がダントツにおおい。よほど不快なんだろうと思う。