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コロナウイルス疾患(COVID-19)は、脳卒中などの血栓性イベントの発生率増加と関連している。
しかし脳卒中になったCOVID-19患者の特徴や転帰についてはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
ニューヨーク市の2020年3月1日から2020年4月30日までの脳卒中患者を対象とし、記録を解析したところ、
次のことがわかった。
・脳卒中患者277人のうち38.0%がCOVID-19陽性だった。
・COVID-19陽性患者は陰性患者と比較して、51.8% vs. 22.3% で塞栓源不明の脳卒中がおおく、
・側頭葉、頭頂葉、後頭葉、小脳、の梗塞可能性が高かった。
・陽性患者では凝固マーカー(プロトロンビン時間、トロンボプラスチン時間など)がわずかに高かった。
・さらに陽性患者では入院期間が長く、集中治療が必要な率が高く、入院中の症状悪化率も高く、
・院内死亡率も 33% vs. 12.9% で高かった。
ニューヨークの脳卒中患者のうち38%がCOVID-19陽性で、彼らは脳葉部の梗塞と塞栓源不明のばあいがおおく、回復がよくなかった、
というおはなし。
感想:
COVID-19で入院したのち脳卒中になる率はだいたい1-2%。
ニューヨークは蔓延しすぎてて、脳卒中で入院したせいで感染していそう。
たんに検査陽性なだけであって、肺炎症状はないのかも。