元
脳卒中患者への運動イメージ訓練(motor imagery)と動作観察療法(action observation)のエビデンスレベルと機能改善効果について評価するべく、
腕の機能性、日常生活動作、歩行移動性の3つについてメタアナリシスのメタアナリシス(アンブレラレビュー)をこころみたそうな。
18のシステマティックレビューについてメタアナリシスをおこなったところ、
次のことがわかった。
・腕の機能性については、標準化平均差1.05の有意に大きな効果と異質性がみとめられた。
・日常生活動作における腕のパフォーマンスについても標準化平均差1.76の有意に大きな効果を示したが、異質性も認められた。
・歩行運動性については有意な効果は認められなかった。
・通常のケアとこれら運動表象(movement representation)テクニックの組み合わせは機能改善に効果的で、
・急性障害での可動域や筋力についてのエビデンスは very lowで、それ以外ではせいぜい中レベルのエビデンスだった。
メタアナリシスのメタアナリシスの結果、運動イメージ訓練と動作観察療法は機能改善にポジティブな結果を示していることがわかった、
というおはなし。
感想:
歩行には効果ないんだね。