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Urban green space and the risks of dementia and stroke
2020 4月 カナダ
都市化はストレスや孤立、神経疾患のリスクであると示唆する報告がすくなくない。
そこで、都市の緑地が主要な神経疾患、特に認知症や脳卒中のリスク低下と関連しているかどうかをくわしくしらべてみたそうな。
カナダのオンタリオ州での170万人を対象とした認知症研究および430万人を対象とした脳卒中研究のデータについて、
衛星画像からもとめた居住地域での植生指数(Normalized Difference Vegetation Index:NDVI)との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・2001年から2013年の間に、219013人が認知症と診断され、89958人が脳卒中を発症した。
・NDVIが四分位単位増加すると、認知症リスクは0.97倍、脳卒中リスクは0.96倍になった。
・感度分析でもこの関連はかわらなかった。
都市での緑地曝露量の増加は、認知症と脳卒中の発症率の低下と関連していた、
というおはなし。
感想:
うえのグラフみると若いひとほど緑地暴露で脳卒中リスクが下がる。
わかる気がする。以前は週末ごとに車で山登ってた。
さいきんは緑地スペースにでかけるのがおっくうになって、Youtubeの自然風景のHDライブ映像を流しっぱなしにして気持ちを癒やしている。
地域の緑と脳卒中メカニズム
緑地と脳卒中死亡率との関連