元
Collateral Effect of Covid-19 on Stroke Evaluation in the United States
2020 5月 アメリカ
COVID-19パンデミックがそれ以外のメディカルケア、とくに「脳卒中」に与える影響の定量化を試みたそうな。
iSchemaView社のRAPIDソフトウェアプラットフォームは、急性脳虚血患者の断層画像から、再灌流可能域を人工知能評価するサービスとして広く用いられている。
2019年7月から2020年4月までの画像処理アクセス件数の推移を解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に50州856病院から231753件のアクセスがあった。
・COVID-19パンデミックの前後で39%のアクセス件数の減少が確認された。(下グラフ)
・これは、1病院あたりの患者数が1日平均1.18人が0.72人の減少に相当した。
・この傾向は高齢 若年、男性 女性、軽症 重症の違いに依らなかった。
・また、州や病院規模にも依らないことから感染流行地域とも関係がないと考えられた、
というおはなし。
感想:
脳卒中の救急外来の半分はたんなるめまいや頭痛などの類似症状だから、そういったお騒がせマンが自粛して病院に来なくなっただけならなにも問題はないけど、
そうではなさそうってことなんだな。
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