元
Large-Vessel Stroke as a Presenting Feature of Covid-19 in the Young
2020 4月 アメリカ
ニューヨーク市のある医療機関に2020年3月23日から4月7日までの2週間で、50歳未満の若年患者5名が主幹動脈の閉塞による脳卒中で入院してきたそうな。
・この条件の患者の入院頻度は、過去12ヶ月間での平均の7倍に相当した。
・これら5名すべてでコロナウイルスSARS-CoV-2への感染が確認された。
・このうちの33歳女性の例では、咳、頭痛、悪寒が1週間続き、
・その後 左腕、左足のしびれ、脱力と構音障害を呈した。
・しかし、COVID-19をおそれてしばらく救急車を呼ばなかった。
・入院後の検査で右脳の梗塞と、右頸動脈に血栓が認められた。
・抗血栓療法(アピキサバン投与)を行い、10日目には血栓がなくなっていた。
・これら5名のうち、1名が死亡、1名入院中、2名はリハビリ中、1名が退院した。
これまでCOVID-19の若年者での高頻度の脳卒中の発生と、凝血異常や血管内皮機能障害が報告されている。
また、新型肺炎COVID-19をおそれて救急車を呼ぶのを遅らせていることも予後不良の一因になっているのかも、
というおはなし。
感想:
脳出血にはならないのかな?
COVID-19感染症の神経障害と再活性化
COVID-19の重症化 「脳卒中歴あり」のばあい
新型肺炎COVID-19のおかげで脳卒中患者激減中
新型肺炎COVID-19に脳卒中の薬が使えるかも