元
Prevalence of Low Plasma Vitamin B1 in the Stroke Population Admitted to Acute Inpatient Rehabilitation
2020 4月 アメリカ
ビタミンB1(チアミン)の不足は「脚気」の原因としてよく知られている。
ビタミンB1は炭水化物の代謝を助ける補酵素としての働きのほかに、神経伝達物質の合成にも関わっていて、脳が正常にはたらくために必要な栄養素でもある。
そこで、脳卒中患者でのビタミンB1欠乏者の割合をくわしくしらべてみたそうな。
急性期の入院リハビリテーションセンター2018年の患者119人の記録から血中ビタミンB1レベル(VitB1)について解析したところ、
次のことがわかった。
・2~3nmol/L の低VitB1の患者は17人(14%)であり、
・58人(49%)の患者は4~9nmol/Lの正常範囲中の低VitB1、
・25人(21%)の患者は10~15nmol/Lの正常範囲中の高VitB1、
・19人(16%)の患者は16~43nmol/Lの高VitB1 だった。
急性期リハビリテーション施設に入院した脳卒中患者のうち、チアミン欠乏と考えられる者が相当数認められた。。これは直近のビタミンB1摂取が不十分であることを示唆している。神経機能におけるビタミンB1の役割を考えると、適切な摂取量についてのさらなる研究が必要である、
というおはなし。
感想:
いつも必ずビタミンB1強化麦を米に混ぜているよ。
ビタミンB1の補給は「にんにく注射」と呼び、疲労回復に良い。
にんにく注射で脳卒中後の疲労が改善された。 ということはつまり...