元
Predicting Recovery and Outcome After Pediatric Stroke- Results from the International Pediatric Stroke Study
2020 3月 アメリカ
小児の脳卒中からの回復に関係する因子および年齢についてくわしくしらべてみたそうな。
2003-2014の国際小児脳卒中研究(IPSS)に登録された動脈性脳梗塞の小児について2年間フォローしたところ、
次のことがわかった。
・新生児期(誕生~28日)の脳卒中174例とそれ以降(~18歳)の小児期の脳卒中413例を含む587例の患者が対象となった。
・小児期の患者の8.2%に脳卒中が再発していた。
・中等度から重度の神経学的障害は、退院時に新生児の9.4%、小児の48.8%に認められたのに対し、2年後にはそれぞれ 8.0%、24.7%に認められた。
・新生児とくらべたときの回復不良の予測因子には、年齢28日~1年、慢性障害、および小血管領域と大血管領域の両方への損傷があげられた
・回復パターンは異なり、1歳未満の小児では障害の出現がおおかった。
小児脳梗塞の回復はおおむね良好であるが、中等度から重度の神経障害が依然としてすくなくなかった。 生後28日から1歳までの期間は特に脆弱な期間と考えられた、
というおはなし。
感想:
新生児は強いけど、1ヶ月超えるととたんに適応力なくなって障害が残る。(上のグラフ)
とはいっても新生児(周産期ふくむ)での脳卒中もそれなりに問題を抱えている↓。
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