元
Changes in Nut Consumption and Subsequent Cardiovascular Disease Risk Among US Men and Women- 3 Large Prospective Cohort Studies
2020 4月 アメリカ
ナッツには不飽和脂肪酸やたんぱく質、ビタミン、ミネラル、繊維が豊富に含まれているいっぽう、脂肪がおおくエネンルギー密度が高いため不健康であるとする者もいる。
ナッツの摂取量と脳卒中など心血管疾患との関連の研究は少なくないが、個人内でナッツの摂取量が増減したばあいの調査はないのでアメリカの3つの大規模調査からくわしくしらべてみたそうな。
1986-2012のHPFS(Health Professionals Follow-Up Study)の男性34103人、
1986-2012のNHS(Nurses' Health Study)の女性77815人、
1991-2013のNHS IIの女性80737人を対象とした。
食品頻度アンケートから、4年ごとのナッツ消費量を評価し、心血管疾患との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・ナッツの摂取量が1日あたり0.5食(14g)増加するごとに、心血管疾患リスクは0.92倍、冠動脈疾患リスクは0.94倍、脳卒中リスクは0.89倍になった。
・ナッツをまったく摂らない者にくらべ、1日0.5食以上 摂る者の心血管疾患リスクは0.75倍、冠動脈性心疾患リスクは0.80倍、脳卒中リスクは0.68倍だった。
・ナッツの摂取量が1日0.5食以上減った者は、摂取量を維持した者にくらべ、心血管疾患リスクは1.14倍、、冠動脈性心疾患リスクは1.06倍、脳卒中リスクが1.28倍になった。
ナッツの総摂取量および個々の種類のナッツ(クルミ、その他の木の実、ピーナッツなど)の摂取量を増やすことは、その後の脳卒中など心血管疾患リスクの低下と関連していた、
というおはなし。
感想:
さっそくミックスナッツ買ってきた。
脳卒中をふせぐピーナッツの量
ナッツと心房細動の関係があきらかに