元
"Invisible" visual impairments. A qualitative study of stroke survivors` experience of vision symptoms, health services and impact of visual impairments
2020 4月 ノルウェー
脳卒中後の視覚障害(Visual impairments)は生活に悪影響を及ぼし、脳卒中経験者の60%に及ぶという。にもかかわらず、視覚障害者はしばしば見過ごされている。
そこで、視覚障害をもった脳卒中経験者が医療サービスにおける視覚ケアをどのように体験しているか、また、視覚障害が脳卒中後最初の3ヵ月間の日常生活にどのような影響を与えているかをくわしくしらべてみたそうな。
脳卒中経験者10人を対象に、脳卒中後3ヵ月間後にインタビューを実施し、質的内容を分析した。
次のことがわかった。
・メインテーマは「目に見えない」視覚障害で、彼らが脳卒中の症状のなかでも聞いたことのない視覚障害をどのように経験しているか、また これに注意が払われず適切な視覚ケアを受けられないことが将来への不安につながることを表していた。
・視覚障害が これまで通りの生活を送ることを妨げる主な要因として強調されていた。
・視覚障害についての 認知やくわしい情報、体系的な視覚リハビリテーションの欠如が、じぶんがサポートされていないという感情につながっていた。
視覚障害は脳卒中以前ではまったく話題にならない症状であるいっぽう、脳卒中のあとでは日常生活に大きな影響を与える後遺症であった。脳卒中医療サービスのすべての段階で、患者の視覚リハビリテーションにもっと注意を払う必要がある、
というおはなし。
感想:
視覚的リハビリテーションっていうけどさ、
脳卒中で突然 1.5→0.4 になったオレの視力を回復させる方法なんてあるのかね。
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