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COVID-19: Are Acute Stroke Patients Avoiding Emergency Care?
2020 4月 アメリカ
COVID-19パンデミックのなか、アメリカ全土で急性脳卒中患者数の劇的な減少が相次いでいるそうな。
・ニューオーリンズのある神経科医は「間違いなく脳卒中患者が減った。ルイジアナ州では53病院規模の脳卒中ネットワークがあるが、そこへの相談件数は激減している。」と語る。
・シカゴバイオサイエンス大学の教授は、「シカゴでは、脳卒中が疑われる患者への救急医療サービスの稼働率が約30%減少している。
軽度の脳卒中や TIA の患者は自宅にいることを望み、救急外来へゆかないで済む方法を求めている可能性がある。しかし重度の脳卒中にはこのような影響は少ないと考えられる。」と語った。
・シアトル・ハーバービュー医療センターの脳卒中専門家は、「軽い脳卒中患者はもはやハーバービュー医療センターには来ない。この傾向は脳卒中の重症度によらず、血栓除去術もあきらかに少なくなっている。すくなくとも50%以上の入院患者数の減少があった。」、
・さらに「脳卒中センターとして、地元や外部の病院から紹介されるケースも少なくなった。」とも語る。
・これはアメリカだけのはなしではなく、他の国でも報告されている。
・例えば、上海での血栓除去術件数は春節のひと月後に前年比で50%以上減少した。
・これら患者減少の "本当の理由" は理解しかねる。
・脳卒中の症状があるときには病院にかかるのを躊躇してはならない、とアメリカ心臓協会は言っている、
というおはなし。
感想:
脳卒中はマスコミにあおられて病院へ駆け込んでいた患者がほとんどだった、ってこと。
それとは比較にならない強度で新型肺炎の恐怖をあおっているものだから、脳卒中などだれも気にしなくなってしまった。
脳卒中と新型肺炎、じっさいどっちを恐れるべきなのだろうか?
脳卒中は病気になるまえ、なったあと、いずれもすぐにできる効果的なことがほとんどないことを考えると、
当面は、新型肺炎のしんぱいだけをすればいい、とおもうよ。
新型肺炎COVID-19に脳卒中の薬が使えるかも
けど、ドラえもん研究家のわたしにいわせると、新型肺炎ウイルスは本命を隠すためのデコイにすぎないんだな。
追記:
NEJM誌:COVID-19 血栓できて若い人にも脳卒中