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2020年4月27日

出生時体重でわかる脳卒中のなりやすさ


Birth Weight and Risk of Cardiovascular Disease Incidence in Adulthood- a Dose-Response Meta-analysis
2020  4月  イラン

胎児期の栄養の過不足は出生時の体重(BW:Birth Weight)にあらわれ、のちの代謝関連疾患のなりやすさを反映すると考えられる。

これまでのBWと脳卒中など心血管疾患との関連についての研究ではかならずしも結論が一致せず、BWとの用量関係もわかっていないのでメタアナリシスではっきりさせてみたそうな。




関係する文献を厳選してデータを統合 再解析したところ、



次のことがわかった。

・24の研究がみつかった。

・BWと心血管疾患リスクはU字型の関係にあり、3000-4000gのときリスクがもっとも低かった。

・BWが2500g未満、または4000gより大きい場合、心血管疾患リスクはあきらかに高かった。

・とくに脳卒中リスクはBWが低い場合で高く、

・BWがおおきい場合は心房細動リスクが高かった。

出生時体重と脳卒中など心血管疾患のリスクはU字型の関係にあった。脳卒中も同様で、出生時体重がおおきいと心房細動リスクも高かった、


というおはなし。

図:出生時体重と脳卒中リスクの関係


感想:

デブな赤ちゃんはのちの心房細動が心配、ってとこが新鮮かな。
生まれたときの体重と脳内出血&くも膜下出血

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