元
A randomized controlled study incorporating an electromechanical gait machine, the Hybrid Assistive Limb, in gait training of patients with severe limitations in walking in the subacute phase after stroke
2020 2月 スウェーデン
脳卒中で片麻痺の患者には3ヶ月以内におおくの繰り返し訓練をほどこすことで神経可塑性がすすみ歩行機能をとりもどすことができると考えられている。
訓練量や強度を増やすための工夫の1つとして歩行支援ロボットがある。
そのうちHAL(Hybrid Assistive Limb)は患者の自発的な筋肉シグナルをトリガーとして(CVC:Cybernic Voluntary Control)あらかじめ想定しておいた体重移動をうながす動作をおこなう(CAC:Cybernic Autonomous Control)2つのシステムからなる。
これまでHALをつかった研究は比較対照群を設けないものがほとんどだったので、通常のリハビリとその効果をくらべてみたそうな。
脳卒中の亜急性期で歩行困難な患者32人について、
HALグループと通常リハビリグループにわけ、
週4日x4週間の訓練のち6ヶ月後の自立歩行能力、バランス、バーセルインデックスを比較したところ、
次のようになった。
・6ヶ月後全体の3分の2の患者が自立歩行できるようになっていた。
・HALの実践にたいへんな苦労をしたわりには、すべての評価項目でグループ間の差はみられなかった。
脳卒中患者へのHALリハビリは通常リハビリよりすぐれたものではなかった。あえて採用する理由はないだろう、
というおはなし。
感想:
「HALを着けた人を天井から吊るす写真」にはパワーアシストの概念を根底から覆す すさまじい衝撃を感じた。
けど吊るさないと転んじゃうからしかたないみたいヽ(^o^)丿
体重支持トレッドミルやロボット歩行 やる意味ない
【メタ解析】ロボット支援歩行リハビリ...効果ない
HALリハビリ 期待外れだった