元
Associations between ideal blood pressure based on different BMI categories and stroke incidence
2020 3月 中国
2017年の米国心臓病学会の高血圧に関するガイドラインでは、収縮期血圧が130mmHg以上、または拡張期血圧が80mmHg以上を高血圧と定義している。
しかし、脳卒中予防に適した肥満度(BMI)ごとの最適な血圧はいまだよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。
2004-2017年に36352人をフォローした4つの研究データについて、
BMIレベルを2つにわけて脳卒中リスクの抑制に適した血圧を解析したところ、
次のことがわかった。
・この間に7.0%が脳卒中になった。
・収縮期血圧20mmHgの上昇および拡張期血圧10mmHgの上昇に対する脳卒中リスクはそれぞれ 1.277、1.138 だった。
・そしてBMI24未満に適した血圧目標は、130/80mmHg未満であり、
・BMI24以上に適した血圧目標は、120/80mmHg未満と考えられた。
・感度分析ではBMI25についても同様の傾向がえられた。
太っている人の脳卒中予防にはより低い収縮期血圧が望ましい、
というおはなし。
感想:
肥満のリスクを降圧で相殺するってことなんだろな。
中国50万人の肥満と脳梗塞 脳内出血