元
Ten-Year Cerebrovascular Disease Trend Occurrence by Population-based Stroke Registry in an Aging Japan Local Prefecture
2019 12月 日本
日本では1951-1981まで脳卒中が死亡原因の1位だった。げんざいは がん、心臓病、老衰、に次ぐ4位である。
岩手県では1991年に脳卒中患者のデータベース化を一部地域で始め、2008年には県全体でその全数をカバーできる規模にまで拡大した。
そこで、過去10年間の脳卒中発生率の傾向をくわしくしらべてみたそうな。
2008-2017の岩手県の脳卒中発生状況を日本の標準人口で調整して、2040年まで推定したところ、
次のことがわかった。
・この10年間で、脳卒中発生率は年間10万人あたり男性では212.1→176.8人に、女性では123.1→97.0人に低下した。
・55歳未満の発生率の低下はほとんどないが55歳以上ではあきらかな低下があった。
・発生数は2040年にむけて85歳未満では減少するが、85歳以上では増加が見込まれる。
日本の脳卒中発生率および発生数はこの10年間で低下し、今後もその傾向にあった。ただし超高齢者の脳卒中発生数は増加が予想される、
というおはなし。
感想:
たった10年で男女あわせて 330→270人、けっこう減ってる。
こういう報告↓もあるからちょっと意外におもった。
日本だけ くも膜下出血が激増中! JAMA Neurol.