元
Associations Between Sleep Apnea and Subclinical Carotid Atherosclerosis
2019 12月 アメリカ
睡眠時無呼吸症(sleep apnea:SA)は睡眠中に上気道が繰り返し閉塞する状態をさし、アメリカ男性の24%、女性の9%におきるという。
SAと脳卒中との関連は数おおく報告されていて、さらに頸動脈の動脈硬化との関係も指摘されている。
そこでSAと頸動脈の動脈硬化指標でもある内膜中膜肥厚(Carotid intima-media thickness:CIMT)とプラーク(部分的に壁が極端に厚い箇所)との関連をくわしくしらべてみたそうな。
平均年齢68の1615人について、
自宅での睡眠ポリグラフィー測定で1時間あたり15回以上の無呼吸や低呼吸の発生をSAとした。
CIMTとプラークの存在は超音波検査で測定し、関連を解析したところ、
次のようになった。
・SAとプラークの存在は関連があり、68歳未満の若いグループであきらかだった。睡眠障害は頸動脈の動脈硬化と関連があり、とくに若いグループにみられた、
・低酸素血症の程度がおおきいとCIMTが厚く、68歳未満で顕著だった。
・いびきの自己申告と頸動脈硬化との関連はなかった。
というおはなし。
感想:
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