元
Prevalence of stroke and stroke related risk factors- a population based cross sectional survey in southwestern China
2020 1月 中国
中国では年間300万件の初回脳卒中が発生している。
急激な経済環境変化の脳卒中への影響をフォローできている住民レベルでの大規模な調査はほとんどない。
脳卒中有病率は中国北部で高く南部で低い。しかし死亡率は南部が高いという。
そこでいまなお経済発展いちじるしい南部の住民について脳卒中の有病率とリスク要因を大規模にしらべてみたそうな。
2015年に四川省8つの地域住民のうち40歳以上の17413人に面談調査をおこなった。
China National Stroke Screening Survey(CNSSS)
次のことがわかった。
・16892人で調査が完遂した。
・脳卒中の有病率は3.1%で、17.1%は3つ以上の脳卒中リスクを持っていた。
・脳梗塞に関連するリスク要因は、高血圧、糖尿病、脂質異常、肥満、運動不足、家族歴で、
・もっとも影響がおおきいのは高血圧。次いで脂質異常、運動不足、家族歴、糖尿病、肥満 の順だった。
・脳出血には高血圧のみがあきらかな関連を示していた。
中国南部の40歳以上では脳卒中の有病率3%で高リスク率は17%だった。高血圧、脂質異常、運動不足がおもなリスク要因だった、
というおはなし。
感想:
基本的なようでいて こういう数字ってなかなか出てこないので関心をもった。