元
Assignment of Dental Hygienists Improves Outcomes in Japanese Rehabilitation Wards- A Retrospective Cohort Study
2019 12月 日本
リハビリ病院患者の71-85%は口腔衛生状態が悪いという。
とくに脳卒中患者の口の中が汚いと咀嚼が衰え 栄養不良、嚥下障害や肺炎になりやすく、機能回復もよくない。
そこで歯科衛生士を介入させる効果をくわしくしらべてみたそうな。
10のリハビリ病院の脳卒中(430人)と大腿骨折(226人)の患者記録について、
歯科衛生士が対応していたケースとそうでないケースにわけ、
退院までの機能回復度(FIM)と嚥下レベル(FILS)を評価して関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・患者の平均年齢は77で、69.2%には歯科衛生士が対応していた。
・FIMスコアは 107 vs 90 、FILSスコアの改善度 44.5% vs 22.8% 、自宅退院率 72.5% vs 61.4% 、すべてで歯科衛生士がついたグループがすぐれていて、
・これらは統計学的にもあきらかな差だった。
歯科衛生士のいるリハビリ病院では日常生活動作や嚥下機能の改善度 自宅退院率があきらかにすぐれていた、
というおはなし。
感想:
歯科衛生士さんをなめてたわ。療法士さんより役に立つかもしれん。