元
Effect of hypertension status on the association between sleep duration and stroke among middle-aged and elderly population
2019 12月 中国
睡眠時間と脳卒中との関連をしらべた研究はおおくあり、メタアナリシスも行われている。
しかし結論はばらばらで、U字型の関係で睡眠は短くても長くても危険とするもの、短い場合だけが危険とするもの、J字型の関係があり長い睡眠のみが危険とするものもある。
高血圧ステータスを考慮にいれた調査はまだ行われていないようなのでくわしくしらべてみたそうな。
45歳以上の10516人について、睡眠時間、脳卒中歴、高血圧の有無をアンケートして関連を解析したところ、
次のようになった。
・高血圧の無いグループでは睡眠時間と脳卒中リスクは線形関係にあり、睡眠が1時間ながいと脳卒中率は37%高くなった。
・高血圧があるグループでは非線形の関係になり、睡眠が8時間をこえると脳卒中リスクが急激に高くなった。
高血圧のない中高年は睡眠時間と脳卒中リスクは線形関係にあった。しかし高血圧グループではこの関係は非線形で、とくに睡眠8時間を超えていると脳卒中リスクが非常に高かった、
というおはなし。
感想:
うえのグラフわかりやすい。でも因果関係をしめすわけではない。
高血圧は早起き得意そうなのに なかなか目覚めないようなひとはあぶない、ってことと理解。