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Novel insights into stroke pain beliefs and perceptions
2019 12月 オーストラリア
脳卒中経験者で3ヶ月以上 慢性的な疼痛が続くケースは40-65%に見られ、一般人の19-30%よりもずっとおおい。
この疼痛について脳卒中経験者のおおくが発症まえには経験したことのない痛みであると報告している。
これらの疼痛は神経が障害されることによるものと考えられ、たとえば「肩の痛み」や「中枢性疼痛」については投薬もふくめ有効な治療法はほとんどない。
そこで脳卒中経験者が慢性疼痛をどう考え、どのように感じているのかを脳卒中以外のケースとでくらべてみたそうな。
慢性疼痛を訴える223人(脳卒中経験者106人をふくむ)についてアンケート調査の結果、
次のことがわかった。
・脳卒中経験者の疼痛強度はあきらかに高かった。
・脳卒中経験者は痛みの原因が脳卒中にあると理解していたが、非脳卒中経験者では身体の怪我が原因であると考えていた。
・脳卒中経験者は、疼痛が持続性である、原因についてよく理解できていない、自分の責任ではない、疼痛が一生続く、と考えがちだった。
脳卒中経験者による慢性疼痛への思い込みと感じ方は、脳卒中でない者にくらべ大きく異なっていた、
というおはなし。
感想:
痛み問題はとらえどころがないせいか ぜんぜん進歩がない印象。
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